静岡のHP屋コラム
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2015.11.02
HP制作を依頼するとき注意すべき4ポイント
HP制作のときに気をつけること
新規のHP制作・リニューアルするとき、どんなことに注意したらいいのでしょうか。
個人事業や中小・零細企業は経営者の方が企画・調整行うことが多いかと思います。経営者の方はなにかとお忙しいので、HPは制作業者におまかせになってしまうことも多いでしょう。でも単純に「HP制作はプロにまかせておけば安心」なんて思っていませんか?
「WEBコンサルタント」、「WEBクリエイター」、「WEBデザイナー」なんて聞くと、何やら特別な人種のように感じるかも知れませんが、ただの人間です。
人間対人間で仕事をするのですから、やっぱりHP制作でも制作業者に頼む時には注意するべきポイントがあります。今回は、私たちが感じている、業者に依頼するときに注意するポイント4つについて書いていきます。
HP制作業者に会社・商品を把握してもらう
私たちがHP制作業者としてお客様からご依頼いただくとき、まずは現状の課題と将来像をヒアリングさせてもらっていますが、そのときに様々なご要望・ご意見を頂きます。
「検索エンジンで上位に来て欲しい」
「ページを簡単に更新できるようにして欲しい」
「スマートフォンで見ても見やすいホームページにしたい」
「トップページをもっと、こうドーン!って感じにしたい」
「よくわからないから、まかせる!」
多いご意見でいうと、だいたいこんな感じでしょうか。せっかくHPを立ち上げ・リニューアルするのですから、抱えている課題や不満を解消したいと考えるのは当然だと思います。
でも、それだけの漠然としたご要望だけで制作に着手するのはちょっと無理があります。
まずは、会社・商品についてHP制作業者にきちんと理解してもらいましょう。
そこが理解されていない状態で、会社案内パンフレットだけを渡してHP制作しても、見ても「ふーん」としか感じてもらえないような、あたりさわりのないHPになってしまうことが少なくありません。
HP制作業者がみなさんの業種・業界に詳しいとは限りません。質問されなかったとしても、商品概要・サービス内容はもちろんのこと、他社との差別化になる部分や、これまでの実績等を伝えていきましょう。
HP制作会社に強み・差別化を理解してもらう
HPは誰でも公開することが出来ますが、それだけ競合が多いという点も忘れてはいけません。せっかくHPを見てもらっても他社と比べたときに「競合他社と差別化できる要素」「選ばれる理由」が閲覧者に刺さらなければ意味がありません。
HPで成果を出すには、この「競合他社と差別化できる要素」「選ばれる理由」が明確であることが大前提です。検索エンジンを使えば簡単に競合サイトと比較されるので、比較されて選ばれなければビジネスにならない、ということを意識しましょう。
差別化・強みのポイント少なくても5つ、可能なら7つくらい列挙できればベストです。
また、この差別化・強みは実際にお客様の立場になって考えてみることが大切です。商品を購入したときに実感していただけるメリットはもちろんのこと、メンテナンス性や将来性など、見込み客の方の立場・心境に立って強みや差別化のポイントを洗い出していきましょう。
HP制作業者にも伝わる「心を動かす原稿」を書こう
HPを作る上で、一番大切になのが掲載する文章の元となる原稿です。
HPの成果は、原稿の善し悪しで決まってくるといって良いでしょう。
意外かもしれませんが、一般的なHP制作会社では原稿作成をやってくれるところは多くありません。依頼者の方に考えて用意してもらうことが多く、仮に原稿作成をやってくれるところがあったとしても、なかなかの費用がかかってきます。
弊社の場合も基本的に、元となる文章をお客様にお考えいただいて、それを私たちが校正して掲載する形式をとらせていただいています。ご用意いただくのが難しい場合には、プロのライターの方を入れたりするのですが、コストパフォーマンスを考えれば、依頼者の方に考えていただくことをオススメしています。
ここで言う「心を動かす原稿」というのは、マーケティングのテクニックを駆使した広告文章を作る、ということではありません。前項で書いたように閲覧者にわかりやすく、差別化・強みを明確にすることや、素人でもわかるように専門用語を使わないで文章を書くこと、も重要です。
見込み客がページを読んで、理解し、興味を持ってもらえるよう、読み手の立場になって文章を作り、読みやすい形で掲載することが大切なポイントです。
HP制作業者にまかせっぱなしはダメ
私たちHP制作業者がこんなこと言うのも微妙なのですが、HP制作を業者にまかせっぱなしでは成果はあまり出ません。それは、HP制作業者が専門性のある、ターゲットに刺さる文章・内容を更新をしていくのが非常に難しいからです。
また、できることなら社内でHPの更新をしていくことで更新コストを抑えることができ、リアルタイムに新鮮な情報発信をすることが可能です。事実、HPで成果を出している会社の8割以上が社内でHP制作・運用をしています。
制作業者より、あなたの方が会社や商品についての知識が豊富なことは確かです。
面倒でもHP制作業者に丸投げせず、重要な部分はきちんと自分で運用していきましょう。
HP制作を業者に依頼するときに注意すべき重要ポイント4つ、のまとめ
制作業者にきちんと会社・商品を把握してもらおう!
制作業者よりも、依頼者の方が会社・業界に関する知識・ノウハウは、確実に多く持っています。漠然とした概略だけでなく、自社の強みや獲得したいターゲット層等の情報をHP制作業者にきちんと伝えましょう。
強み・差別化を理解してもらう
他社との違いは明確に。できれば、強みの数は5~7個くらいがベター。
閲覧者・見込み客の立場になってわかりやすく、明確に挙げていきましょう。
案外、自分たちは当たり前と思っていることが、強みになったりするかもしれません。
業界素人にも伝わる「心を動かす原稿」を書こう
前項で書いた強みを明確化したら、わかりやすく、出来るだけ専門用語を使わずに原稿を書いてみましょう。専門用語を書いたほうが検索に引っかかりやすくなることもありますが、原稿を作る団塊では、見てくれている人に理解してもらい、興味を持ってもらうことを意識しましょう。
コピーライトのテクニックは大事ですが、それは2の次と考えましょう。
HP制作業者にまかせっぱなしはダメ
弊社のセミナーや、このコラムで何度か書いていますが、ダメです。
大事なことなので2回書きますが、HPで成果を出している会社の8割以上が社内でHP運用をしています。HPの運用・更新は何かと後回しになりがちですが、面倒くさがらず、出来れば社内で地道に更新・運用していくことをこころがけましょう。