静岡のHP屋コラム
2013.10.08
お客様目線で、会社・お店の選び方、付き合い方を提唱する
ホームページで重要なのは、全てのコンテンツをお客様目線で構成することです。 扱うテーマもお客様の興味のある分野であるべきですし、一つ一つの記事も出来る限りお客様が知って喜ぶこと、また知らないことが損することを掲載すべきです。
さらに、会社のポリシーが節々で感じられれば、言うことありません。
究極のお客様目線コンテンツは「○○の選び方」「○○会社への上手な依頼の仕方」です。業界のことや、慣習のことは、お客様より間違いなく詳しいことでしょう。思わぬ落とし穴だったり、上手に事を進めるコツは、数え切れないほどご存知でしょう。
どうやって選んだらいいのか、どのように相対すればいいのかは、素人にはわからないことが多いです。下請けや外注に仕事を回さないといけないときに、知り合いがいないとすれば、そうやって探しますか?
もし、自分たちが今の知識を持って、そのままお客様になるなら、どんな会社を選ぶか、どんな使い方をするか、正直に書いていきましょう。
2013.10.07
Q&A、事例集を充実させてお客様の不安を事前に解消する
Q&Aと事例集は、高い頻度で更新すべきコンテンツです。会社の体制としても、更新するコンテンツは、文章を作るのに苦労しないことが求められます。
Q&Aは、部下から上司への質問や後輩から先輩への質問を掲載することも出来ますし、お客様から質問を頂く度に更新できるので、更新が容易です。
事例集も形さえ決め手置けば、案件が発生する度にその形に添ってページを作ればいいだけなので、ページの更新が容易にできます。
また、Q&Aと事例集には、心理的にもお客様に良い効果を与えます。それは、お客様が電話する前にちょっと感じている不安を取り除いて、背中を押してあげる効果です。
リピート閲覧者にとっては、興味のあるコンテンツとして注目されるQ&Aや事例集は、新規の閲覧者からすると、蓄積されていればいるほど、安心感のある会社に見えます。
それは、より多くの質問を受け、正当な回答をしているほど、真摯な姿勢が伝わりますし、より多くの事例を経験しているほど、実績面で問題がないことが伝わるからです。
もちろん、あなたの会社よりも多くの案件をこなしている会社は、あることでしょう。しかし、Q&Aや事例集という形で、お客様に対してホームページで公開しているところは、さほど多くはありません。
こまめに更新することで、信頼感が得られるのであれば、こんなに楽なことはありません。
2013.10.06
ユーザーが使うと便利、ブックマークしておくと便利なコンテンツを用意する
例えば、今からホームページを作ろうと考えた場合、「ホームページ制作業者について」や「どんなCMS(ホームページ更新システム)があるか」等、今のうちから下調べしておこう、という方は少なくないのではないでしょうか。
もちろん、より急ぎのお客様を引き込む方が仕事に繋がりやすいのは言うまでもありません。しかし、それだけでやっていけるほど案件が多い業界ばかりではありませんし、甘い時代でもないでしょう。
そういう意味では、今は欲しくないけど、そのうち依頼してくる可能性がある「見込客」を囲い込んでおく必要性があるわけです。
この見込客をしっかり確保するためには、一定頻度でリピート閲覧をしてもらえるようなコンテンツが必要です。何度見ても変わり映えのないホームページは、いつしか見込客を失ってしまうでしょう。
代表的なものは、用語集、事例集、お客様の声、Q&A(FAQ)、相談会(セミナー)日程、コラム等です。頻度が高いのに越したことはありません。
2013.10.05
納期や解決までのスピードを明示する
QCDという製造業の評価軸があります。QはQuality、つまり品質です。CはCost、つまり価格です。これは非常に重要な評価軸でありますが、品質と価格と並び重要視されているDとは一体何でしょうか。
答えはDelivery(納期)です。これは色々な業界においても、大変重視される指標のひとつであると思います。
つまりスピードや納期は価値を発揮するものであり、そのPRはしていった方がいいということです。それぞれのプロセスがいつ完了するのか、しっかり明記することにより、お客様はある程度会社に対して任せておけばいいという安心感が生まれます。
自分の課題がいつ解決されるのかは、誰だって知りたいものなのです。完成するまでにどれぐらい期間がかかるか分からないものもあると思いますが、その場合でも大体の期間は明示するようにしましょう。
2013.10.04
「お客様へのお約束」を箇条書きで掲載する
中小企業においても、“ブランド”という言葉が重要視され始めています。ブランドとはつまり、「Aシステム会社と言えば、○○」という良い意味での烙印のようなものです。
もちろん、積極的に定義づけをして、発信していけば、より良い影響が与えられ、放置しておくと悪いレッテルのようになる危険性もあります。
ブランド価値を高めるために必須となるのが、「お客様へのお約束」です。これは普段会社がサービスを提供する際に、心がけていたり、気をつけていること、また他の同業者とは一風変わった取組みなどを、公言することになります。
例えば、パソコンサポートであれば、「問合せがあればスグに駆けつけます」「お客様の症状に合わせて、納得いくまで説明します」「満足いただけなければ、代金はいただきません」という打ち出しをするのは、十分に「約束」の領域であるでしょう。
在庫管理であれば、「既存データの打ち込みは、初期に無料で行います」「お客様の納得がいくまで、カスタマイズを行います」といったことです。他の会社との差異は、ほんの小さなことでも羅列することで、お客様にはインパクトが出ます。
日本人は奇数が好きなので、3つ・5つ・7つぐらいの箇条書きにまとめると、伝わりやすいと言われています。
2013.10.03
お客さまに伝わる文章で書く
インターネット上で見るホームページになくてはならないものは、その「読みやすさ」や「面白さ」です。もちろん、最低限伝えなければならないことは漏らしてはいけませんし、誤った記述は許されません。
しかし、あくまで読み手の目線で文章や単語を選ぶべきであり、読み手には素人もいるわけですから、素人に合わせる方が間口を広げられるわけです。なにも同じ業界の人や、プロの人に読んでもらうためのサイトにする必要はありません。
同業者やプロの方からの紹介のみで仕事が回るような恵まれた環境でなければ、それらの方からの評価が高くなって得するわけでもありません。
ホームページでは、いかにお客様に良い印象を持ってもらうかが勝負なので、より平易な表現を用い、読みやすい文章にするように意識しましょう。
具体的には業界用語や専門用語は使わず、ターゲットとするお客様が見た場合に疑問を持たずに読める文章にすることが大切です。
2013.10.02
見栄えのいいサイトよりも、お客さまに伝わるサイトにする
よく勘違いされるホームページのルールに、「ごちゃごちゃ情報が多いよりも、シンプルで整理されているホームページの方が見やすい」ということがあります。これは、大半が「売り手目線」「サービス提供者目線」であることが多く、あまり機能しません。
まず、インターネットで検索する方の大きな目的は、“サービスを提供してくれる事業者を探す”ことと同時に、“興味のあることを詳しく調べる”ことです。
在庫管理にお悩みの担当者や、管理システム導入を検討している方が、シンプルで整理されているホームページを見ても、「ありきたりの内容」だと評価されることが多いのです。
もちろん、自社が力を入れていない分野まで、情報を多く掲載する必要はありませんが、少なくともホームページを開設した理由となっている、受注を増やしたい分野については、想定されるライバル企業より情報が充実していないと、お客様の優先順位は低くなってしまいます。
よく「一番と二番の差は、二番と百番の差より大きい」と言われるほど、一番であることには意味があります。さて、充実しているかどうかを指し示す評価軸の一つには、情報量がまず挙げられます。そして、これを如実に表現することになるのが、「ページ数」です。特定のテーマに絞るのであれば、最低でも30ページ、全テーマを取り扱うなら70ページは欲しいところです。
2013.10.01
デカキャッチをページにつける
ホームページを見るお客様は、一般に目的を持って検索をすると言われています。
あなたも検索エンジンを使うときのことをイメージしてください。
何らかのテーマでホームページを検索したとき、自分のほしい情報に行き着くまでに、一体いくつのホームページを見られますか?また、一つのホームページを見て、他のホームページを見るまでに、どの程度の時間をかけていますか?
ホームページを見る人の、おおよそ50%が8秒間でそのホームページから離脱してしまうと言うのです。たった8秒間で、「このホームページに自分の欲しい情報はない」と判断するほど、検索エンジンは多くの選択肢を与えてくれるわけです。
ということは、ホームページ運営者側としては、最初の8秒間が勝負ということになります。8秒間でその人がほしいものを、しっかり見せつけなければなりません。
8秒間しかなければ、おそらく一つのキーワードを目に飛び込ませる以外に方法はないでしょう。ずばりアイキャッチです。
それも検索してきた人の気持ちを考えて、最も閲覧者が気になっていることを、ずばりアイキャッチ化するのです。できれば、ページの3割ぐらいのスペースを、30文字以内でまとめてください。「デカキャッチ」で、お客様の心を引き止めることが重要です。
アーティスティックスでは、キャッチコピーをつける際に「一言、二桁、三つまで」といわれます。伝えたいことを一言で、だらだら長く書くのではなく2桁までに収まるように、また伝えたいことは複数あるかもしれませんが、3つぐらいに絞り伝えるということです。