静岡のHP屋コラム
2015.11.02
HP制作を依頼するとき注意すべき4ポイント
HP制作のときに気をつけること
新規のHP制作・リニューアルするとき、どんなことに注意したらいいのでしょうか。
個人事業や中小・零細企業は経営者の方が企画・調整行うことが多いかと思います。経営者の方はなにかとお忙しいので、HPは制作業者におまかせになってしまうことも多いでしょう。でも単純に「HP制作はプロにまかせておけば安心」なんて思っていませんか?
「WEBコンサルタント」、「WEBクリエイター」、「WEBデザイナー」なんて聞くと、何やら特別な人種のように感じるかも知れませんが、ただの人間です。
人間対人間で仕事をするのですから、やっぱりHP制作でも制作業者に頼む時には注意するべきポイントがあります。今回は、私たちが感じている、業者に依頼するときに注意するポイント4つについて書いていきます。
HP制作業者に会社・商品を把握してもらう
私たちがHP制作業者としてお客様からご依頼いただくとき、まずは現状の課題と将来像をヒアリングさせてもらっていますが、そのときに様々なご要望・ご意見を頂きます。
「検索エンジンで上位に来て欲しい」
「ページを簡単に更新できるようにして欲しい」
「スマートフォンで見ても見やすいホームページにしたい」
「トップページをもっと、こうドーン!って感じにしたい」
「よくわからないから、まかせる!」
多いご意見でいうと、だいたいこんな感じでしょうか。せっかくHPを立ち上げ・リニューアルするのですから、抱えている課題や不満を解消したいと考えるのは当然だと思います。
でも、それだけの漠然としたご要望だけで制作に着手するのはちょっと無理があります。
まずは、会社・商品についてHP制作業者にきちんと理解してもらいましょう。
そこが理解されていない状態で、会社案内パンフレットだけを渡してHP制作しても、見ても「ふーん」としか感じてもらえないような、あたりさわりのないHPになってしまうことが少なくありません。
HP制作業者がみなさんの業種・業界に詳しいとは限りません。質問されなかったとしても、商品概要・サービス内容はもちろんのこと、他社との差別化になる部分や、これまでの実績等を伝えていきましょう。
HP制作会社に強み・差別化を理解してもらう
HPは誰でも公開することが出来ますが、それだけ競合が多いという点も忘れてはいけません。せっかくHPを見てもらっても他社と比べたときに「競合他社と差別化できる要素」「選ばれる理由」が閲覧者に刺さらなければ意味がありません。
HPで成果を出すには、この「競合他社と差別化できる要素」「選ばれる理由」が明確であることが大前提です。検索エンジンを使えば簡単に競合サイトと比較されるので、比較されて選ばれなければビジネスにならない、ということを意識しましょう。
差別化・強みのポイント少なくても5つ、可能なら7つくらい列挙できればベストです。
また、この差別化・強みは実際にお客様の立場になって考えてみることが大切です。商品を購入したときに実感していただけるメリットはもちろんのこと、メンテナンス性や将来性など、見込み客の方の立場・心境に立って強みや差別化のポイントを洗い出していきましょう。
HP制作業者にも伝わる「心を動かす原稿」を書こう
HPを作る上で、一番大切になのが掲載する文章の元となる原稿です。
HPの成果は、原稿の善し悪しで決まってくるといって良いでしょう。
意外かもしれませんが、一般的なHP制作会社では原稿作成をやってくれるところは多くありません。依頼者の方に考えて用意してもらうことが多く、仮に原稿作成をやってくれるところがあったとしても、なかなかの費用がかかってきます。
弊社の場合も基本的に、元となる文章をお客様にお考えいただいて、それを私たちが校正して掲載する形式をとらせていただいています。ご用意いただくのが難しい場合には、プロのライターの方を入れたりするのですが、コストパフォーマンスを考えれば、依頼者の方に考えていただくことをオススメしています。
ここで言う「心を動かす原稿」というのは、マーケティングのテクニックを駆使した広告文章を作る、ということではありません。前項で書いたように閲覧者にわかりやすく、差別化・強みを明確にすることや、素人でもわかるように専門用語を使わないで文章を書くこと、も重要です。
見込み客がページを読んで、理解し、興味を持ってもらえるよう、読み手の立場になって文章を作り、読みやすい形で掲載することが大切なポイントです。
HP制作業者にまかせっぱなしはダメ
私たちHP制作業者がこんなこと言うのも微妙なのですが、HP制作を業者にまかせっぱなしでは成果はあまり出ません。それは、HP制作業者が専門性のある、ターゲットに刺さる文章・内容を更新をしていくのが非常に難しいからです。
また、できることなら社内でHPの更新をしていくことで更新コストを抑えることができ、リアルタイムに新鮮な情報発信をすることが可能です。事実、HPで成果を出している会社の8割以上が社内でHP制作・運用をしています。
制作業者より、あなたの方が会社や商品についての知識が豊富なことは確かです。
面倒でもHP制作業者に丸投げせず、重要な部分はきちんと自分で運用していきましょう。
HP制作を業者に依頼するときに注意すべき重要ポイント4つ、のまとめ
制作業者にきちんと会社・商品を把握してもらおう!
制作業者よりも、依頼者の方が会社・業界に関する知識・ノウハウは、確実に多く持っています。漠然とした概略だけでなく、自社の強みや獲得したいターゲット層等の情報をHP制作業者にきちんと伝えましょう。
強み・差別化を理解してもらう
他社との違いは明確に。できれば、強みの数は5~7個くらいがベター。
閲覧者・見込み客の立場になってわかりやすく、明確に挙げていきましょう。
案外、自分たちは当たり前と思っていることが、強みになったりするかもしれません。
業界素人にも伝わる「心を動かす原稿」を書こう
前項で書いた強みを明確化したら、わかりやすく、出来るだけ専門用語を使わずに原稿を書いてみましょう。専門用語を書いたほうが検索に引っかかりやすくなることもありますが、原稿を作る団塊では、見てくれている人に理解してもらい、興味を持ってもらうことを意識しましょう。
コピーライトのテクニックは大事ですが、それは2の次と考えましょう。
HP制作業者にまかせっぱなしはダメ
弊社のセミナーや、このコラムで何度か書いていますが、ダメです。
大事なことなので2回書きますが、HPで成果を出している会社の8割以上が社内でHP運用をしています。HPの運用・更新は何かと後回しになりがちですが、面倒くさがらず、出来れば社内で地道に更新・運用していくことをこころがけましょう。
2015.09.09
ホームページでお客様の不安を解消しよう
ホームページの各ページが持つ役割は様々です。今回は、その中で「見ている人の不安を解消する為のページ作りのコツ」をご紹介していきます。
それぞれの個別商品のページで、商品に対する不安解消をしていくことも必要ですが、具体的に商品・サービスの比較検討段階にあるお客様は、多くの場合「会社に対しての不安」が頭をよぎります。
「この会社は実在していて、ちゃんとした企業だろうか」
「従業員は何人で、自分たちの要求に耐えられるだろうか」
「実際に商品・サービスを購入した人は満足しているだろうか」
気になる点は様々で、人それぞれです。商品・サービスに対しての不安が解消されたとしても、会社全体としての信頼性・安心感がなければ他社に移ってしまう可能性も大きくなってしまいます。お客様の心理状態を考えてページを作り、不安を解消していただきましょう。
不安解消の為のページコンテンツ
ホームページを見ている人に対する不安解消の為のコンテンツはたくさんあります。その中でも、広く一般的に活用できるページとして下記が挙げられます。
- 会社概要ページ
- お客様の声・お客様インタビュー
- 事例紹介・これまでの実績
- よくある質問・Q&A
- 購入までの流れ・購入後のフォローについて
- 危険性や、安全性が気になる商品であればそれを解消できる裏づけ
(美容整形・薬品系・一部の食料品など)
どのページも「見ている人の不安を解消する」ことを意識して内容を作っていくことが大切です。では、各ページどのようなポイントに注意して作っていけばいいのでしょうか。
会社概要ページを作るときのコツ
会社概要ページで最も大切なことは「信頼を得る」ことです。
嘘偽りなく事実を出来るだけ詳しく、真剣に書いていきましょう。
人は情報量が多ければ多いほど信頼性・安心感を持つ傾向にあります。
会社概要ページはそれほど細かいところまで見られないだろうと考えている方も多いかもしれませんが、会社概要・企業紹介ページは統計的に見るとトップページに次いで2番目にアクセスが多いページです。
商品を買おうかどうか迷っている人であれば、なおさら真剣に読み込みます。会社の沿革や従業員数、取引先やトップの思いなど、表に出して差し支えない基本情報はどんどん記載しましょう。
お客様の声ページを作るときのコツ
お客様の声や、顧客インタビューのページは詳しく出来るだけ数多く書きましょう。商品購入を検討している人であれば、「実際に買った人の感想」は非常に気になるポイントです。
できれば、お客様の属性(対企業の商品・サービスであれば業種や抱えていた課題、対個人の商品・サービスであれば性別や年齢など)も記載できれば、同じ条件に当てはまる読み手の共感を得ることができます。
お客様の声のページは、現実味がなければ信用してもらえません。紙に記入していただいたものがあれば原文と、その紙自体の写真を掲載して現実味を出していくとよいでしょう。
また、動画も効果的です。動画は文字や画像では伝わらない、声色や表情からお客様の満足度を読み取ってもらえる便利なメディアなので、可能であれば活用していきましょう。
実績紹介・事例紹介ページを作るときのコツ
実績紹介ページや事例紹介ページを作るときには、ただ単純に事実を書くだけではなく、お客様に対してのこだわりや思い、姿勢を伝わるようにすることがコツです。
例えば、メイクでお客様のビフォーアフターを掲載するのであれば
「まつ毛エクステにしてみました」
ではなく、
「元々まつ毛が少なめで付けまつ毛を検討されていましたAさんですが、日頃の付け外しによるまぶたへのダメージやコストパフォーマンスを考えて、まつげエクステをご提案・施術しました。日頃の手入れの楽さや、メイク時間の短縮に大満足とのコメントを頂きました」
のように、元々の課題や導入後の効果など、より思いや姿勢が伝わるような形で書くとよいでしょう。
2015.07.22
検索した場所によって検索結果は変わる???
お手元にスマートフォンやパソコンがある方はGoogleで「ラーメン」と検索してみてください。
自分が今いる場所の近くのラーメン店についての情報が表示されませんか?
また、検索結果に近くラーメン店にピンが立った地図が表示された方も多いと思います。
ちなみにこの記事を書きながらスマホで「ラーメン」を検索したところ、検索結果の1位から3位に沼津市ラーメン店についての情報がヒットしました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、実はGoogleは検索した人が今どの地域から検索しているかを知っています。その上で地域に応じて検索した人に最適な検索結果を表示しているのです。
このように検索した場所によって検索結果が変動することを、「ローカル検索」や「検索結果のローカライズ」などと呼ばれています。
※ややこしくなるので本記事には書きませんが、実際の検索結果には検索履歴や以前に検索したキーワードなども検索結果に反映されております。気になる方は「検索結果のパーソナライズ化」で検索してみてください。
本記事ではこのローカル検索について記載します。
ローカル検索とは?
飲食店、病院、美容院、小売店、整体・治療院、弁護士・会計士などの士業といった地域との関係性が深い業種を検索した際に、検索した現在地を起点とした近隣地域の情報が検索結果に優先されて表示されることを「ローカル検索」と言います。
2012年2月にベニス(ヴェニス)アップデートと2014年7月にピジョンアップデートというGoogleのアルゴリズム更新があり、その2回のアップデートで検索結果と地域の関連性が強化されました。
このことからもGoogleがローカル検索に力を入れていることは伺えますので、今後ホームページもローカル検索を意識したSEO対策が必要になってきます。
【TIPS】なぜGoogleは検索した人の場所がわかるのか?
Googleでは以下のような情報を元に検索した人の地域を割り出しています。
多少な技術的なお話しですので興味ない方は「ローカル検索対策について」まで読み飛ばしてください。
●IPアドレス
インターネットにアクセスするには必ず端末にIPアドレスというインターネット上の住所が割り当てられます。詳しいことは割愛しますが、このIPアドレスから大まかな地域を知ることができるのです。
●GPS情報
最近のスマホには必ずといっていいほどついている機能なのであまり説明する必要もないと思いますが、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)とは衛星を利用して位置情報を知るシステムのことです。
●携帯電話の基地局電波
携帯電話は移動しながら電話をするために、圏外の場合を除き常に近くの基地局と通信を行っています。
この情報を参照することで携帯電話が現在ある地域を特定できます。
上記のどの情報につきましても、みず知らずの人があなたの今いる場所を勝手に調べたりできるわけではないのでご安心下さい。
ローカル検索対策(ローカルSEO)について
よくホームページは全国の同業者がライバルになるため、SEO対策をがんばってもキーワードによっては上位表示がむずかしいと言われています。
しかし、ローカル検索の導入により今までむずかしいと言われていたようなキーワードでも上位表示が狙えるようになりました。
現在ではまだ対策していないホームページも多いですが、ローカル検索もいずれは競争が激しくなることが予想されるため、近隣の同業者よりも一足早いこのタイミングで対策することが重要になります。
簡単にローカル検索対策
ひとくちにローカル検索対策と言っても通常のSEO対策と同様いろいろな対策があります。ここでは比較的容易にできる対策を3つ紹介します。
ローカル検索の対策については以下の3つ以外にもいろいろな対策がありますのでもっと知りたい方は「ローカル検索対策」や「ローカルSEO」や「MEO(MapEngineOptimization)」と言った単語で検索してみてください。
NAPを明確にする・統一する
あまり聞きなじみのない単語かと思いますが、NAPとは「Name」「Address」「Phone」の略で会社名・住所・電話番号のことです。
これらの基本情報をホームページに正しく公開すること。インターネット上に公開されているこれらの情報を全て統一することが重要です。
基本的なことだと思われる方も多いと思いますが、例えば「99番地の1」という表記と「99-9」といったように意味は同じでも表記の揺れがあるなど意外と統一されていないことが多いため、ぜひこの機会にご自身のホームページをご確認下さい。
会社・店舗のサービス・事業の内容を明確にする
ローカル検索対策を行う場合、Googleにホームページの「地域」+「サービスまたは事業内容」がなんであるかを正確に伝える必要があります。
NAPの表示により地域(住所)はGoogleに伝えることができるため、次はサービス内容です。
店舗や会社のホームページでは意識せずとも記載しているコンテンツだと思いますが、Googleに正しく伝えるために以下の点に注意しましょう。
・サイト自体がFLASHで作成されていないか
・サービスの紹介を画像でのみ行っていないか
→画像やFLASHではなくテキストとしてサービス内容が明記するとGoogleに正しく認識される可能性が高まります。
また、サイトのタイトルについてもただの「株式会社●●」よりも「沼津の駅前旅館●●」や「静岡のトンコツラーメン屋●●」のように地域と具体的なサービス内容が入っていることが望ましいです。
Googleマイビジネスに登録する
GoogleマイビジネスとはGoogleの無料のサービスであり、登録することで店舗や会社のさまざまな情報を一元管理できるツールで、イメージ的にはFacebookページのGoogle版のようなものです。
もともとはGoogleプレイスとGoogleプラスを統合してできたサービスのため、GoogleマイビジネスよりもGoogleプレイスの方が聞きなじみがある方が多いかもしれません。
Googleマイビジネスに登録することでGoogleマップに店舗や会社の名称・電話・住所・営業時間・URLといった情報を正確にGoogle伝えることができます。
また、店舗名や会社名で検索した際に検索結果に周辺の地図や登録してる電話や住所といった情報が表示されるというメリットもあります。
スマートフォンで検索した場合は検索結果から直接電話を掛けたり、住所へのルート検索などが行えるためスマホ普及率が上がった現代では欠かせないサービスですので
ぜひ登録することをおすすめします。
2015.05.14
ホームページのターゲット(見てもらいたい人)を考える
このページは、こんなことについて書いてます。
当たり前のことですが、ホームページを探している人、ホームページを見ている人にはなんらかの目的があります。対面して話しているのとは違い、ホームページを見ている人は、サイトに興味がなければすぐに逃げてしまいます。
「たくさんの人」という曖昧な定義で、不特定多数の人に伝える情報を書こうとすると、書いた文章の内容がぼんやりしてしまったり、的を得ていなかったり、伝わりづらい文章になってしまったりと、実に微妙な記事になってしまいます。
今回は、ターゲット(見てもらいたい人)を明確にしたほうがいい理由と、具体的な方法についてご紹介します。
ホームページのターゲットを決める理由
先に結論から言うと「自社の強みを、興味のある相手に・タイムリーに・確実に情報を伝える」為です。
例えば、あなたが交通事故を起こし、相手に怪我をさせてしまったとしましょう。知り合いに弁護士がおらず、検索エンジンで調べるとき、どんなホームページを見ようと思いますか?
ざっくりですが、下記に2つ例を挙げてみます。
①対応内容・料金体系が書かれている「会社概要」がメインの弁護士のサイト
②事故発生~解決までの時系列的な流れがあり、「今どうすべきか」を明示しているサイト
上記の2つを比べてみると、続けて見てみようと思えるのは当然後者のサイトですね。このページに加えて、明確な料金体系や今までの解決事例があれば相談まで誘導できる確率はぐっと上がります。
冒頭でも書きましたが、ホームページを見ている人は興味がなければすぐに帰ってしまいます。ホームページをどんな人に見てもらいたいか、どういう人がみたら興味を持ってもらえるか、というターゲットを決めてページを作っていくことが大切です。
そして、自社の強みとターゲットがマッチングした場合に、問い合わせや資料請求、最終的にはお仕事の依頼に繋がり、目に見える形で結果として現れていくわけです。
ターゲットに興味を持ってもらう為にすぐにできる効果的なポイント7つ
ページのタイトルを工夫する
検索エンジンで何かを調べた時、候補としてリスト表示されるのはページのタイトルと概要文です。ほとんどの人はこのページタイトルを見てそのサイトを見るかどうかを決めます。どんな人に見てもらいたいかを意識してページタイトルをつけましょう。
「20代の男子必見!」のようにストレートに年代や性別を入れてもいいですし、「子育て世代が知っておくと役立つ」などの家族構成で絞るのもアリです。「肩こりが1日で治る!本当だと思いますか?」のように疑問にしても覗きたくなりますよね。こんな感じで、まずは入り口であるページのタイトルにも一工夫することが、集客できるページの第一歩になります。
伝えたい要点をページの上の方にまとめておく
多くのことを伝えようとすると、どうしても1ページが長くなってしまいます。ですが、1ページの文章量が多いことは決して悪いことではありません。最近の検索エンジンは、「ページ内に何文字書いてあるか」を検索順位をランク付けするときの一つの指標としています。
ただ、人間が見たときにわかりにくければ元も子もありません。見やすいページのつくり方としてもっとも手軽にできるのが、ページの上の方に目次を作ることです。該当の目次をクリックしたら、その文章まで移動できるようにしておけば、見ている人は自分が知りたいところまで飛ばして読むことができます。
文章は見出しを使って見やすく区切る
改行をせずに文章を書き続けると、それはそれは読みづらくなります。適度な箇所で改行して、段落ごと読みやすいように文章を区切りましょう。場合によっては挿絵として画像やイラストなんかを入れるとより読みやすく、よりイメージのわきやすい記事になります。
具体的な数字を入れる
「手早くたくさんの餃子を作る方法」より「5分で30個の餃子を作る方法」というキャッチフレーズのほうが興味を引きませんか?不思議なもので、数字を入れるだけで曖昧さがなくなり、より具体的なイメージを持ってもらうことができます。ビジネスの集客ツールとして使うホームページであれば、実際の販売個数やお客様数、アンケートを実施しての満足度など、割とアイデアは出てくると思います。ホームページの内容に数字に関連付けることはできないか、考えてみましょう。
よく相談されるケースを載せる
ホームページを見てくれている人に共感してもらうことがポイントです。「この問合せのケース、俺にも当てはまるぞ」「そうそう、私もこれで困ってたんだよね~」といった具合に。
「よくある質問」とか「Q&A」のようなページがそれに該当します。
実際に見ている人が課題に感じていることに当てはまれば、問い合わせへのハードルがぐっとさがり、問い合わせしやくなります。
第3者からの意見・評価を載せる
いくら売り手目線でセールスポイントをアピールしたところで、「ホントかな?」という疑いは払拭仕切れません。お客様での活用事例・導入事例やお客様の声、SNSの埋め込みツールを入れ、第三者から特徴・セールスポイントを語ってもらうと、ホームページに書いてある内容により信頼感が出てきます。
ターゲット別メニューを設ける
「○○○でお困りの方」のような形で、ターゲット別にメニューを用意して、見てもらいたいページまで誘導する方法です。これならホームページのページ数が多くても、目的のページまで迷わずに辿り着いてもらえる可能性が上がります。
例えば、
学校のホームページであれば「受験生の方へ」「在校生の方へ」「保護者の方へ」「近隣住民の方へ」
弁護士さんや法律事務所であれば、「交通事故」「離婚」「相続」等、
目的別や抱えているであろう課題別のような形で分けると伝えたい情報が整理できます。
2015.03.13
ホームページの「スマホ対応」が検索順位に影響し始めます【2015年4月から】
みなさんはスマホでホームページを見たときに、文字が小さくて見えなかったり、押したいところを押せなかったりした経験はありませんか?
スマホの普及率は爆発的に増えており、もうスマホサイトの存在は軽視できません。今後はスマホで見やすく、目的の行動(問い合わせ・予約・来店)をしやすいサイトを意識していく必要が出てきます。
そんな中、Googleはホームページが「スマホ対応」しているかしていないかを、検索順位を決めるための重要な要因として導入することを発表しました。端的にいえば、スマホ対応しているサイトは、スマホ対応していない競合サイトより上位に表示されやすくなるということです。
既にスマホ対応しているホームページはチャンス、逆にまだスマホ対応していないホームページはスマホ対応を本気で考えなければいけなくなってきます。
検索エンジンに影響が出るのは2015年4月21日からを予定
実は、昨年2014年の12月より、Googleはこの対応をテスト的に実施してして、スマホで検索すると、ホームページのタイトルの下に「スマホ対応」という文字が表示されるようになっていました。気づいていた人もいるのではないでしょうか?
この時点では、まだ表示されていただけだったのですが、2015年4月21日より、いよいよ本番として全世界で同時に導入されるとのことです。
この対応が導入されるまであまり時間がありませんが、これからホームページのオープンやリニューアルを行って集客を考えている方は、意識しておく必要がありますね。
「スマホ対応してるから大丈夫!」という方もご注意を
スマホ対応しているから大丈夫、という方も一度スマホで検索し、「スマホ対応」の文字が表示されているかを確認してみてください。現状では、ただ単に見た目でスマホ対応していても、Googleからは対応していないと認識されている場合もあります。Googleから発表された、スマホ対応サイトとして認められる条件の抜粋を下記に抜粋してみました。
スマホ対応サイトのチェック項目(一部)
- 1.携帯の設定や環境に依存した内容(Flash など)を使用していない
→一部の携帯端末でしか見れないようなコンテンツは基本NGです。
- 2.ズーム(ピンチイン)しなくても読めるテキストの種類・サイズを使用している
→拡大したり縮小したりしなければいけないのは面倒くさいですもんね。
- 3.コンテンツのサイズが画面のサイズと一致している
→パソコン用サイトもそうですが、横スクロールが必要なのは嫌われるようですし。
- 4.目的のリンクを簡単にタップできる
→ボタン等が十分に離れた状態で配置されていないと押し間違えること山の如し。
どうでしょうか?「スマホ対応しているのに[スマホ対応]の文字が表示されていない!」という方は一度上記の項目を見直してみたらいかがでしょうか。特に1.と3.に関しては、ホームページの作り方によって影響する部分もありますので、作ってくれた方に確認してもらうのがいいかもしれませんね。
人間から見てもスマホ対応はやっぱり大切
検索エンジンからの評価ももちろんですが、人間が見たときにもスマホ対応はやっぱり重要です。
夢がある話をすると、ある美容室ではホームページをスマホ対応したことによって問い合わせが5倍に増えた、という事例もあるそうです。特に来店型のお店だったりすると、気軽にどこでも調べられるスマホ検索の利用率が高くなるのは当然ですね。
また、ホームページの見え方もそうですが、スマホ対応しているホームページでは、ホームページから直接電話がかけられたり、スマホのマップ機能と連携してお店までナビしてくれたりと、閲覧者にとっては便利な機能がたくさんあります。
スマホサイトの活用は効果的です。今後、シェアが伸びていくスマホに最適化したサイトを作ることで、より多くの方に店舗・会社を知ってもらい、問い合わせにつなげていくことが大切です。
スマホ対応サイトのメリットについては「予約してもらうなら、スマホサイトを活用しよう!」の記事でもご紹介しています。一度、見てみてください。
この記事のまとめ
Googleは「すべてのユーザーが快適に利用できるウェブを作り上げていきましょう!」というスタンスをモットーとして掲げています。冒頭にも書きましたが、スマホの普及率を考えるとスマホ対応有無で検索結果が変わるのは当然のことかもしれません。
・自社のホームページがスマートフォン対応されているか?
・今後も、PC対応とスマートフォン対応との運用が効率よく続けられるか?
を確認してみてください。
※ちなみに、スマホ対応していることを横文字で「モバイル フレンドリー」と表現します。気になった方はいろいろ調べてみても面白いかもしれません。難しくてよくわからない方は、弊社スタッフに気軽に聞いてみてください。
2015.02.05
ホームページ(Webサイト)を制作するときに、果たすべき役割8選
長岡@静岡ホームページ制作応援隊長です。
以前に、「ホームページ制作で最も重要なこととは」というタイトルのブログの中で、ホームページの目的を明確に決めることと書きました。
ホームページ制作と運用を通して、何を目的にし、どのような目標を達成しようとするのか。
これを明確に決めることです。
そして、その目標をクリアするために、次に考えることは、「ホームページ(Webサイト)の役割を定める」ことです。
ホームページの役割とは何でしょうか?
会社の事業活動は、当たり前ですが、ホームページだけで行なわれているわけではありません。
一部のEC(ネットショップ)を除けば、ホームページ以外の活動が多いわけです。
その事業活動の流れの中で、ホームページがあることで何を期待するのか、どのような効果を出すのか、これを明確に具体的に決めることが、つまりホームページの役割を決めるということです。
では、各社のホームページの役割ってなんでしょうか?
もちろん、ホームページの役割は各社さまざまです。
その中でも、よくある役割を、8個あげて見ましょう
1.見込み客の集客
中小企業のホームページの役割で、最も多いのが、この「見込み客の集客」です。
中小企業の社長や百戦錬磨の営業マンは、目の前に見込み客さえいれば、ニーズのある人と出会えさえすれば、何とかできます。
繰り返し訪問し、仲良くなり、時には飲みに行ったりゴルフに行ったり、もちろんデモや営業アプローチを繰り返しながら、何とかその人に商品を買ってもらったり、サービスを使ってもらうことが可能です。
でも、その営業の手腕も、見込み客と出会えなければ、発揮することができません。
そして、営業活動で最も難しいのが、見込み客の発掘です。
ですから、中小企業がホームページに期待する役割として最も多いのが、やはり、この見込み客を集客することでしょう。
商品やサービスに興味がある人にホームページに来てもらい、その人に、問い合わせしてもらう、資料取り寄せ申込みしてもらう、電話をかけてもらう、相談会への来場、感性拾う見学会へ端を運ぶ、セミナー参加など、あらゆる手を使って、接触を持つこと、これがホームページの役割として期待されます。
2.既存客への情報提供
新規のお客さまと出会うことと同じくらい、いや、それ以上に大切なことは、既存のお客さまを守ることです。
新規開拓は、手間と時間とお金がかかります。
ですから、一度つながったお客さまは、なんとしても守らなければなりません。
そのために、既存客へと情報を提供していくことが大切になります。
既存客へと情報を提供し、今使っている商品・サービスをより活用し、成果に結びつけ、お客さまの事業活動に貢献すること。
それが達成できれば、他社に乗り換える可能性が低くなり、リピート客となったり、サービスの継続利用が期待できます。
3.SEO対策
ホームページは、しばしば、他のホームページのSEO対策(検索エンジン最適化=検索順位をあげること)に使われることがあります。
人気があり、役に立つホームページは、多くの場合いろんなところから被リンクを受けます。
ですから、その被リンクを自分で作り出すことが、SEO対策になります。
ここ数年のGoogle(グーグル)のアップデートにより、被リンクの重要性は下がってきています。
時として、スパム行為(不正行為)としてペナルティを受けることもありますので、以前ほど積極的に行われることはなくなりました。
以前よりは重要性は低くなったとはいえ、被リンクが検索順位に与える影響は、小さくありませんし、古くからある被リンクは、ある程度の有効性を保っています。
4.会社や商品、場合によっては人をブランディングする
商品やサービス、場合によっては、その会社や、その人自身をブランディング(価値を高める)ことを目的とすることもあります。
その代表的な例が、芸能人や著作者の公式サイトです。
これは、情報提供の役割もありますが、その人自身をブランディングするサイトでもあるのです。
また、会社が行なっている社会貢献活動や、業界での地位を伝えることで、ブランディングしていくこともあります。
その業界のノウハウを伝えていくことで、プロとしての認知を高めていく方法も有効です。その分野のことを教えるレベルの人であるというのは、高いブランディング効果がありますので、ホームページを通して情報を伝えていきます。
地域の活動に参加しているところを掲載したり、清掃活動を行なったり、会社見学や講師に呼ばれているところを掲載することは、このブランディングを目的にしていることが多いです。
5.あらたなニーズを喚起する
商品・サービスには、普及の段階があります。
出たばかりで、類似商品が無い場合は、見込み客がまだ、そのニーズ・必要性を感じていないことがあります。
ニーズを感じていない人にやることは、商品の説明ではありません。
まず、「それが必要である」「もしあったら、すばらしい未来が待っている」と思ってもらうことです。
主として、商品・サービスの普及し始めの段階では、ニーズを喚起するのは大事な役割です。
6.業界全体を活性化し、発展に寄与する
業界によっては、自分のところ1社だけがよくなろうとしてもダメな場合があります。
たとえば、業界全体が信頼を得られていない、または失っている場合です。
そういう時は、自社のアピールをする前に、業界全体の底上げや健全化のアピールが必要なときがあります。
少し余談ですが、業界というのは、主として提供側都合の分類です。
消費者側は、業界別に見ているわけではありません。
ニーズ別に見ています。
業界別とニーズ別は、似ているようで実は違います。
たとえば、バスはバス業界、タクシーはタクシー、電車は電車で1つの業界を作っています。
でも、消費者は、「○○にいくのに、さて、電車で行こうかタクシー乗ろうか、いや、路線バスなら目の前にバス停あったよな」のように考えます。
こうなると、タクシーのライバルはタクシーだけではありません。
路線バスや電車とも競争しなければなりません。
こうなると、タクシー会社同士で競争している場合ではありません。
タクシーが、いかに便利で快適かを消費者に知ってもらう必要があります。
タクシー会社は、運命共同体になるのです。
このように、業界全体の発展の役割を、ホームページが担うこともあります。
7.新たな社員を採用する
事業が発展してくると必ず課題に挙がるのが、よい人材の確保です。
これが、会社成功の半分を握っているといっても過言ではありません。
よい会社を作っていくことはもちろんですが、そのことを社外にアピールして、「こんな会社で働きたい」と思ってもらうことで、いい人材を確保するというのも、ホームページの重要な役割です。
特にいま、応募する人のほとんどはホームページを見ます。
その中に、入社したときの自分を重ねあわせてイメージするのです。
そのイメージが、より鮮明に相手の頭に描くことができるか。
それが、どれだけ魅力的なのか。
それは、採用にとってとても重要なホームページの役割です。
8.販売(ネットショップ、EC)
もう説明も要らないでしょう。
販売のためのネットショップサイトです。
直接収益を上げるための、いわば店舗のようなものです。
ネットショップ市場は、拡大の一途をたどっています。
これから、直接お金を稼げるネットショップ(EC)に進出するのは、ひとつの選択肢ですね。
役割を明確にすると内容が決まる
ホームページの役割を決めて制作・運用をすると、自然とどんなコンテンツ(内容)を載せればいいかが決まってきます。
採用であれば、先輩社員、それも、入社して2~3年の、ちょっと先輩社員をかっこよくステキにホームページ上に登場させてあげることで、見てる人が、より具体的に自分の未来をイメージできるようにするのがいいです。
しかし、見込み客の集客のためであれば、たとえ社員をホームページに載せるとしても、こういう技術を持ってこんなサービスを提供するために、こんな努力をしています、という内容になるかもしれません。
ホームページの役割によって、コンテンツの内容や、その載せ方が変わってきます。
そうすることで、より、成果に近づき、目的が達成されやすくなるのです。
2015.01.22
「WEB制作会社が秘密にしたいホームページの検索エンジン対策7つ」沼津市でのセミナーでした
長岡@静岡ホームページ制作応援隊長です。
「WEB制作会社が秘密にしたいホームページの検索エンジン対策7つ」という内容で、何度か各地でセミナーをやってきて、100名近くの方々に聞いていただきましたが、この内容では最後のセミナーでした。
場所は沼津市、商工会議所の新しく気持ちのよい会場です。
ホームページを制作して、グーグルやヤフーの検索エンジンに好かれてる(SEO:最適化)サイトは、どんな施策をしているのか?
具体的な内容で解説してきました。
ホームページは作っただけでは効果は限定的です。
集客して成果に結びつけるためには、ホームページ制作をスタートとして、そこから運用していくことが大切です。
これからも、そのようなことをみなさんにご提案していきます。
今回は、オプショナルセミナーとして、中小企業経営に活かす、クラウドソーシング活用について、多少ですがご紹介をしました。
たんなる外注の切り替えではなく、さまざまなシーンでクラウドソーシング(インターネットを活用した、新しい外注・人材流動化の仕組み)を活用することができます。
2月・3月にも、またお話をいたします。
ホームページについても、来月からは、新コンテンツを投入します。
またぜひいらしてください。
2015.01.20
「WEB制作会社が秘密にしたいホームページの検索エンジン対策7つ」静岡市のセミナーでした
長岡@静岡ホームページ制作応援隊長です。
「WEB制作会社が秘密にしたいホームページの検索エンジン対策7つ」と題したセミナーを、静岡駅前会議室LINKで開催しました。
「いま、グーグルの順位は、何を基準に評価されているのか?」
「YahooとGoogleで、どのように違うのか?」
「検索順位で上に行くためには、何をすればいいのか?」
「どんなキーワードで上を目指したらいいんか?それをどのように調べるのか?」
私たちのセミナーは、定員5名の少人数制セミナーですので、このような活発な意見が、交わされています。
第1部では、どのようなことを気をつけたら、グーグルやヤフーなどの検索エンジンで上位にいけるのか。
第2部は、それを実現するための、更新しやすい環境を、実際に更新しながら体験していただきました。
今回の、「WEB制作会社が秘密にしたいホームページの検索エンジン対策7つ」というテーマも、今月で一区切り。
来月からは、また新しいテーマを投入します。
「WEB制作会社が秘密にしたいホームページの検索エンジン対策7つ」のセミナーを聞く最後のチャンスが、1/22(木)18:30から沼津市商工会議所で開催するセミナーです。
おかげさまで定員いっぱいにはなっていますが、ブログを読んでくださっている方々であれば、あと1~2名くらいはなんとかなりますので、遠慮なくおっしゃってください。
あっ、もちろん、無料です。
このセミナーは、私たちの、地域のみなさんへの貢献ですから。
ぜひ、ご活用ください。